Sentinels : 驚愕の展開美を誇る快心のデビュー作『Collapse by Design』聴きどころを解説!

Mathcore

 

Sentinels : ニュージャージーを拠点に活動するメタルコアバンド、Sentinelsがニューアルバム『Collapse by Design』をSharpTone Recordsからリリースしました。2021年2月にSharpTone Recordsとの契約を発表し、コンスタントにシングルリリースを続けてきた彼ら。デビュー8年目のデビューアルバムについて解説していきます。

 

 

ポイントその① : 驚愕の展開美!

 

メタルコアにおいて、ノリやすさは重要な要素で、近年のデスコア、ニューメタルコアにおいてはダウンテンポなどといった手法でバウンシーなスタイルは一般的です。ヘヴィ化するメタルコア、デスコアにおいていかにゲージを貯めて落とすかというバトルは激化し、最近ではLorna Shoreがそれで爆発的な注目を集め、Bring Me The Horizon/A Day To Rememberのツアーに帯同するまでになりました。Sentinelsは、元々のプログレッシヴな要素をマスコア/カオティック的な方向に推し進めながら、現行メタルコアシーンのヘヴィネスも兼ね備えた別次元のサウンドを完成させました。全く読めない展開ながら、終始グルーヴィなリフをテクニカルに刻んでいくスタイルは、どこか不気味ながらメタルヘッズを唸らせる気概に溢れています。耳の肥えたメタルリスナーは、こっちの方向の方が好みな気がしますので、Sentinelsの価値はシーンにおいて高いと思います。

ポイントその② : プログレッシヴメタルコアの可能性を拡大

 

古くから彼らを知っているメタルリスナーは、やっぱりプログレッシヴ・メタルコア/Djent系バンドとして認識していると思います。自著『Djentガイドブック』にも彼らの作品は掲載していて、読者の中にもそういう認識を持っている方が多いはず。本記事冒頭では彼らを「メタルコア/マスコア」と区分していますが、もちろんプログレッシヴ・メタルコアでもあります。Sentinelsの場合、マスコアっぽいメタルコアの中にプログレッシヴなパートがある、と表現するのが正解かと思いますが、今後、マス要素の高いプログレッシヴ・メタルコアが大手レーベルとの契約を目指してスタイルチェンジしてくる可能性も大いにあると思います。前例で言えば、Oceans Ate Alaska登場後、若干そのスタイルをプレイするバンドが増えました (残念ながらフォロワーと言われるバンドは少ないですが)。Sentinelsが切り開いた道をいく後続の登場にも期待しておきましょう。

 

 

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