VILDHJARTA : 10年振りの新作『måsstaden under vatten』リリース & ポイント解説してみた

Djent

VILDHJARTA : スウェーデンを拠点に活動するプログレッシヴ・メタル/Thallバンド、Vildhjartaが10年振りとなるセカンド・アルバム『måsstaden under vatten』をCentury Media Recordsから10月15日にリリースしました。2013年に発表されたEP『Thousands Of Evils』以降、主要メンバーはHumanity’s Last Breathを立ち上げ活躍していましたが、2020年中頃からVildhjartaが再び動き出したとSNSなどで話題となり、遂に本作がリリースされました。この作品、どんなところが凄いのか、聴きどころはどこなのか、解説していきたいと思います。彼らのバイオグラフィは、今年3月に出版した自著『Djentガイドブック』に書いていますので、ぜひそちらも購入してみて下さいね!

 

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ポイントその① : 最高級の芸術性

 

これに尽きます。自身の音楽スタイルをThallと表現し、独自のリフ、グルーヴを追求してきた彼らにしか鳴らせないプログレッシヴ・サウンドは、Djentだけでなく、メタルが好きな人全員に体感して欲しい。6曲目の「den helige anden – under vatten」は、アルバムの中でも特に高い芸術性とドラマ性を持った楽曲。プログレとは何か、Thallとは何かとか、そういう難しいことは置いておいて、とにかくこの芸術に身を委ねて聴いてみるといいでしょう。

 

 

ポイントその② : 日本語でも英語でもない不気味なタイトル

 

メタルコアやデスコアは基本的にどこの国の出身であっても、楽曲タイトルや歌詞は英語なのが一般的だが、彼はタイトルも歌詞もスウェーデン語だ。そういう言葉の使い方、感覚はスウェーデンらしいというか、Meshuggahの血をひいているなと感じます。ちなみに本作の楽曲から機になるものを自動翻訳してみると、こんな感じでした (*翻訳できないもの、英語のものは除く)

 

vildhjarta – måsstaden under vatten = 水中にあるカモメの町

när de du älskar kommer tillbaka från de döda = 愛する人が死から戻ってきたとき
den helige anden (under vatten) = 聖霊(水中)
måsstadens nationalsång (under vatten) = カモメ市の国歌(水中)
mitt trötta hjarta = 私の疲れた心
detta drömmars sköte en slöja till ormars näste = この夢の子宮はヘビの巣へのベール

 

最後のトラックはよく意味が分からなかったですが、多少なりともアートワークとはリンクしていて、カモメや水中、がキーワードのようです。

 

 

こんなバンドが好きな方にオススメ!

 

もちろんMeshuggahリスナーは必聴です。それから、Deafheaven、envy、MONO周辺のシューゲイズ・メタルっぽいサウンドが好きな方もVildhjartaのドラマ性にはうっとりしてしまうはず。「mitt trötta hjarta」とか、是非聴いてみて欲しいです。リフのヘヴィ感とかは現行デスコアを凌ぐソリッド感がありますし、とにかくヘヴィなのが好きな方はマストです。

 

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