SEIRAN : 新曲「DISMEMBER」リリース + インタビューを公開!

Interview

 

 

RNR TOURSのCREWとして活動しているShintaro在籍のオーストラリア/日本拠点・メタルコア/ポストハードコアバンド、SEIRAN。今年3月にデビュー曲「THE VOID」をリリースし、注目が集まりました。本日7月16日にセカンドシングル「DISMEMBER」を公開し、話題沸騰中の彼らに今年3月にZOOMでインタビューを敢行! どのようにしてオーストラリアと日本を拠点に活動しているのか、どんなメンバー構成なのか、詳しく聞いてみました。

 

SEIRAN – THE VOID

 

RIFF CULT : インタビューをしている現段階では、まだ公開されていない「THE VOID」、どんな反応があったら嬉しい?

Shintaro : かなりワクワクしてますね。デビューするまでにかなり時間がかかったんで。

RIFF CULT : 曲が出来たのは2年前って言っていたよね?Seiranはいつから始まったの?

Shintaro : Seiranは、ギタリストのジコが5年以上前からプロデューサーと続けてきた作曲作業が元になっています。 これまでに何人もその作業に参加してきたけれど、バンドとして始動させるのに十分なメンバーに出会えないでいたそうなんです。 僕がジコと出会ったのは、2019年の4月、Dealerというオーストラリアのニューメタルコアバンドがメルボルンで初めてライブした日だったんですが、前からFacebookで繋がっていて、会う約束をしていました。自分はライブ会場から少し遠くに住んでいたこともあり、終演後ジコの車で送ってもらったんですが、その時彼が聴かせてくれたデモ音源が凄くて。想像していた以上のクオリティで、Ocean Sleeperのギタリストをプロデューサーに起用して作曲しているという話にも興味を持って、一緒にスタジオワークをする流れになりました。この時の曲に自分がボーカルを入れたことが、Seiranの始まりですかね。

 

SEIRAN – THE VOID GUITAR PLAYTHROUGH

 

RIFF CULT : ジコはオーストラリア人?

Shintaro : 彼はベトナム出身なんですが、7歳くらいの時にオーストラリアへ移住してるので、実質オーストラリア人と言えますね。ベトナムの言葉も少ししか分からないそうです。 メルボルンから車で4時間くらい離れたセールという街の出身で、Ocean Sleeperの人も同じ街に住んでいます。小さな街ではあるんですが、少なからずここにもメタルコアのコミュニティがあります。

 

RIFF CULT : Shintaroがオーストラリアに住んでいた理由は?

Shintaro : 僕は札幌の出身で、オーストラリアにはワーキングホリデーで住んでいました。最初はバックパッカーで、世界中いろんなところを旅していて、ヒッチハイクとかしながら、旅生活を楽しんでいたんです。そんな生活をもう少し続けてみようと思い、ワーキングホリデーという選択肢を選択しました。滞在期間を増やす為に、農場で3ヶ月間働く必要はあったのですが、楽しい生活でしたね。農場で働いた後はメルボルンを拠点に生活をしていて、少し時間に余裕もあったので、中古でギターを購入して久しぶりに音楽活動をやってみようと思い、メンバーを募集してみたんです。とは言っても、バーのオープンマイクでやるような、コピーバンドからだったんですが、そこでいきなり現実を突きつけられて。

 

RIFF CULT : 何があったの?

Shintaro : メンバーを探して、スタジオ練習しようと思ったんですが、まったく良いメンバーに恵まれなくて……。みんなが知っているようなSum41やNew Found Gloryといったポップパンクなコピーバンドだったんですが、誰も練習してこないし、1ヶ月に一度も集まれなかったりしたので、次第にそうした活動からはフェードアウトしました。もうひとつ動かしていた、オリジナル曲のプロジェクトがあり、なんとかそれだけでも完成させられたらなという気持ちで、学生ビザを取得して滞在期間を延長しました。ちょうどそのころ、ジコにこの事についてFacebookで話をしたように覚えています。

 

RIFF CULT : そもそもどうしてオーストラリアを選んだの?

Shintaro : 最初に旅をしたのが、アメリカだったんです。理由はWarped Tourを味わいたいという有り触れたものだったんですが、せっかく行くのであれば、アメリカのいろんなところを旅したいと思って、1ヶ月間ひとりで旅をしました。アメリカが、僕が旅好きになったきっかけと言えますね。本格的に海外に住むと決めて、いろいろと調べ物をした時に、収入の良い仕事を得られそうだという理由で、オーストラリアを選びました。カナダとオーストラリア、どちらにするかけっこう悩んだんですが、地元札幌の友人がメルボルンに住んでいたというのも決め手のひとつになりました。海外で音楽活動をしようとはその時は思っていなかったですね。気に入らなければ、また別の国に行こうと思っていたくらいでしたし。

 

SEIRAN – DISMEMBER

RIFF CULT : Seiranというバンドの始まりに話を戻していくけど、二人で制作活動を初めて、現在のバンド体制になるまではどういう感じだったの?

Shintaro : ほとんどジコのプロジェクトに自分が参加するような形から始まったんですが、次第に自分も様々なアイデアを出すようになって、2019年の7月くらいから本格的に楽曲制作を始めました。そうした作業の中で、「バンドメンバーを探さないとね」という会話を頻繁にしていた覚えがあります。何人か候補がいた中で、僕らの目に留まったのが、僕らと同じアジアをバックグラウンドに持つ女性ドラマー、キャサリンでした。

 

RIFF CULT : キャサリンはどんな人?

Shintaro : 両親が中国人なんですが、生まれも育ちもオーストラリア。まだ20歳になったばかりなんですが、センスがあったしメンバーにはぴったりだと思いましたね。ジコの友達からキャサリンに繋がって、彼女が高校時代にWe Came As Romansをカバーしていたらしく、たまたまその動画を発見してスカウトしました。

 

RIFF CULT : キャサリンはすんなり加入を決めてくれたの?

Shintaro : いや、キャサリンは良いドラマーなのに自己評価が低くて、「自分がドラマーをやることに不安がある」といって加入を渋っていたんです。でも、僕とジコは、同じアジアのバックグラウンドがあるメンバーが欲しいと考えていたから、なんとか説得して加入してもらいました。

 

RIFF CULT : もうひとりのギターもアジア人だよね?

Shintaro : はい、まだサポートメンバーではあるんですが、両親がフィリピン人で、生まれも育ちもオーストラリアというのがマイケル。Crystal Lakeがメルボルンでライブを行った時、Alpha Wolfも出ていたサイド・ショーを観に行って、そこでマイケルのお兄ちゃんに出会いました。弟がギターやっているからチェックしてほしいとのことで、彼のInstagramを教えてもらったら、自分たちのサウンドにうまくフィットしそうだったので、連絡したんです。彼もフルタイムの仕事をしているし、ツアーとかは行けないよと言われたんですが、ひとまずサポートとという形で加入してもらっています。

 

RIFF CULT : Seiranがとても魅力的に感じるのは、「オーストラリアを拠点としているのに、メンバーが全員アジアにバックグラウンドを持っている」ということ。アジア以外の世界を見渡しても、なかなかこんなバンドは見つからないよね。

Shintaro : そうなんですよ、キャサリン、マイケルと出会う中で、僕らも「それってプラスになるんじゃないか?」って感じるようになったんです。こういう体制にプラスして、アジアらしさ、特に日本らしさも欲しいと思い、Seiranのロゴにアレンジを加えました。

 

RIFF CULT : エヴァンゲリオンでしょ?

Shintaro : そうです (笑) 90年代のアニメにあるような、昔の近未来感と言いますか、そういう雰囲気を出すために、エヴァンゲリオンのロゴのヴィジュアルイメージを取り入れることは良い案でした。ジコがもともとエヴァンゲリオンの熱狂的なファンで、日本人の僕よりも全然詳しかったですしね。

 

 

RIFF CULT : Seiranという名前は、バンドの持つカラーテーマ青にぴったりだなと思うし、何より響きがかっこいいよね。これは誰のアイデアで、どのように決めたの?

Shintaro : 僕のアイデアです。バンド名を考える為に、色の名前を調べていた時に見つけました。聞いたことがない色の名前だったんですが、響きもイイし、漢字で「青藍」と書いても、見た目がいいなと思いましたね。自身のホームタウンである北海道ぽさ、海も想起させてくれますし。父親が漁師で、海と共に育ったので。

 

RIFF CULT : 日本語をバンド名にするというアイデアに、ジコはどんな反応をしたの?

Shintaro : 一発で気に入ってくれましたよ。僕からSeiranってどうかな?と提案したら、「うん、それ最高。それでいこう」と。

 

 

RIFF CULT : Seiranの楽曲制作は主に二人で行っていると思うけど、共通して影響を受けたアーティストはいるの?

Shintaro : ArchitectsとNorthlane、間違いなくこれですね。

RIFF CULT : オーストラリアにおけるNorthlaneの影響力ってやっぱりすごいの?

Shintaro : めちゃくちゃ強いと思いますよ。ジコはNorthlaneに心酔しているとも言えます。僕自身、ミドルテンポ主体のメタルコアって、あまり聴いてこなかったんですが、ジコにオススメされて聴いてからはその魅力にどっぷりハマりました。歌詞を作る時も、歌う時も、彼らの影響は外せないですね。

 

RIFF CULT : Seiranを聴くと、それは強く感じる。でもNorthlaneクローン、とかっていう意味ではないよ。細かなアレンジだったり、そういうところにNorthlaneを感じるよ。

Shintaro : ジコはInvent,Animateも好きで、ああいうサウンドの影響もありますね。僕らの未発表デモ曲のタイトルの中に、「Invent, Animate」っていうのがあります (笑) それと、僕らのサウンドに影響をもたらしていると言える人物がいて、それがOcean Sleeperのギタリストの「アオネイ」という人物。先にも話したように、ジコと仲が良く、一緒にスタジオワークをしているんです。ジコはたまに何もアイデアを持たずにスタジオに来て、プロデューサーの彼と会話しながらリフのアイデアをまとめていくことがあるんですが、そこでも彼のアドバイスが強い時がありますね。

RIFF CULT : プロデューサーの存在もかなり大きいんだね。

Shintaro : デモから大きく変わったリフも多いですね。自分たちが持っているけど、引き出せていない魅力を引き出してくれると言うか。「こんなメロディがあるんだけど」と提案すると、こういうエフェクトをかけてみたら?とか、ここを微調整すればもっとキャッチーになるよとか、曲の持つ可能性を広げてくれる。まさにプロデュースされている、と感じますね。

RIFF CULT : まだライブは出来ていないんだよね。

Shintaro : そうですね……。コロナウイルスの影響もあり、まだ4回しかスタジオで一緒に合わせたりできていないんですよ。

 

RIFF CULT : 今、Shintaroは日本にいて、他のメンバーは皆オーストラリアだよね。活動していくにあたって、この体制を敷いて出来るだろうと考えているアイデアはあるの?

Shintaro : Invent, Animateもボーカルがスウェーデン在住で、他のメンバーはアメリカを拠点にしていて。ひとつ作品を作るのに全員が集まる必要がないんです。僕も、日本に戻ってくる前に7曲程度作ってきたし、今年はライブは出来そうにないけど、リリース活動はコンスタントに出来そうですよ。ぶっちゃけ日本で録音して、あとはジコとプロデューサーに渡して、意見交換しながら制作すれば、オーストラリアにいなくても、これまで通りのペースで活動出来ますね。

RIFF CULT : 全員で集まる必要がないとすれば、どこを拠点にしていたってバンド活動が出来る時代だね。

Shintaro : そうですね。ジコは、もし日本でSeiranのライブをやるのであれば、Shintaro以外サポートメンバーという形でやっても面白いね、という話をしたことがありますよ。

RIFF CULT : Seiranを通じて、こうした形式もアリなんだなっていうのをメタルコアシーンに広めてもらいたいね。世界中のあちこちを拠点にして、それぞれにローカルな活動も出来る。

Shintaro : 昔だったら出来ない事ですし、コロナウイルスの影響で行動に制限がある今、どんな可能性があるかを考えるようにしています。

RIFF CULT : 例えばバンドを何かジャンルに分類するような作業にも言える事だけど、何かに当てはめるという事が今の時代っぽくないかなと思う。自分たちが何であるかをタグ付けするようにして、可能性を広げていく時代。Seiranは持ってるポテンシャルとか可能性が高いと思うし、新しい事に挑戦し続けて欲しいな。

Shintaro : そう言ってもらえると嬉しいですね。日本版Seiranを組むとしたら、SuggestionsのドラマーMarikoさんにサポートしてもらいたいですね。そしたらパーフェクト。キャサリンはSuggestionsのドラマーは自分にとってアイドルだって話していたし。

 

 

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