Currents – The Way It Ends
2017年にリリースしたアルバム『The Place I Feel Safest』から3年振りのリリースとなったセカンドアルバム。ギタリストにRyan Castaldiが加入、5人体制となってから初の作品となる。
Currentsのイメージといえば、やはりメロディックハードコア譲りの切ないメロディーワークだろう。個人的には今もメロディックハードコアバンドとしての印象があるが、SharpTone Recordsと契約後の彼らからフォローしているリスナーからすれば、新時代のメロディック・メタルコア、みたいな印象をもっているかもしれない。
本作のリードトラック「A Flag To Wave」は現在のCurrentsのポテンシャルを100%発揮した楽曲で、ブラストビートを交えながらタイトに叩き込むJeffのドラミング、プログレッシヴなエレメンツも飲み込みながらもセンチメンタルなフレージングを多用するギターサウンド、そして何と言ってもメロディック・シャウトからクリーンまでこなすBrianのボーカルが素晴らしい。
驚いたのはデスコアにも匹敵するようなヘヴィネスとメロディが共存する「Poverty of Self」だ。重厚なヘヴィネスもメロディックハードコアの叙情性も、すべてメタルコアのフィルターを通して表現できているところにセンスを感じる。Crystal Lakeが好きなら間違い無くハマると思う。
1 Never There
2 A Flag To Wave
3 Poverty Of Self
4 Monsters
5 Kill The Ache
6 Let Me Leave
7 Origin
8 Split
9 Second Skin
10 How I Fall Apart


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