Beneath the Massacre – Fearmonger
レーベル : Century Media Records
結成年 : 2004
活動拠点 : カナダ/ケベック
前作『Incongruous』からおよそ8年振りのリリースとなった4枚目フルレングス。しばらく沈黙が続いており、復活作として大きな話題になった。Prosthetic Recordsからの移籍という事で、テクニカルデスメタル/デスコアシーンからさらに広いメタルシーンへアプローチする作風になるかと思いきや、振り切ったスピードで突進し続けるアグレッシヴなスタイルをさらに加速してきたので驚いた。
2017年に加入したドラマーAnthony BaroneはThe FacelessやWhitechapelのライブドラマーとして活躍し、近年ではAegaeonやShadow of Intentといったテクニカルデスコアシーンで活躍してきた人物。高いレベルが要求されるBeneath the Massacreのサウンドを牽引するようにしてハイスピードなブラストビートを繰り広げ続けていく。それに食らいつく、というと語弊はあるが切れ味鋭いカミソリリフと攻撃的なギターソロをプレイするChrisも凄まじい技術を持っている。
ミュージックビデオになっているリードトラック「Treacherous」はメタルコアを40倍速再生させたようなスピード感とメロディ感を兼ね備えた楽曲で、2020年2月に公開から16万回再生されている。他にも開いた口がふさがらないような超絶技巧まみれのキラートラックが多数収録されており、アルバムを聴きおえたあとの満足感は強烈。デスコアリスナーもブルデスリスナーも是非チェックしてほしい1枚。
For Fans of : Despised Icon、Thy Art is Murder、Infant Annihilator
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