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RIFF CULTインタビュー : PRAISE 「GOSTRAIGHT 2020」に込めた想い (前編)

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「GOSTRAIGHT 2020」は、2017年に発表した「GOSTRAIGHT」の2020年バージョンとして新しくアレンジされた楽曲だと思いますが、新しいバージョンを作ろうと思ったきっかけは何でしたか?

Yuta : 今年に入って、コロナウイルスの影響で予定していたツアーを全公演する事が出来なくなってしまったり、僕ら自身、生活が大きく変わったんですよね。ファンもバンドと接する機会が減って、強いて言えばSNSだけがコミュニケーションの場所になりました。SNSも良くないニュースばかりで、誰かが不倫しただの、逮捕されただの、金配りだの…。こういう言葉にインスパイアされて、曲を作ってSNSを通じて公開する事に意味を感じて、「GOSTRAIGHT 2020」として発表した、って感じです。

YU : 歌詞のアイデアから楽曲制作に入って、それが以前作った「GOSTRAIGHT」とリンクする瞬間が多かったから、これの今のバージョンを作ろうというのがきっかけですね。

PRAISE – GOSTRAIGHT 2020 – MV【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

エレクトロニックなフレーズのアイデアからは様々な影響を感じます。どんな音楽に影響を受けましたか?

jorge : エレクトロの要素に関しては、誰かの音楽から影響を受けたというよりは別の要因がありますね。Aoriがギターを弾く事が出来なくなってしまい、彼が力を発揮出来る事として、エレクトロニックなアイデアを組み込んだという感じですね。

Aori : そう、SNSをテーマにしたフレーズから制作を進めていくというところからスタートしているので、それをFXやシンセのパートで表現しようと思ってみました。ミュージックビデオでもそういう描写がありますが、SNSでのやり取りをエレクトロニックなフレーズで表現しています。ちなみに、前バージョンの「GOSTRAIGHT」はアウトロに向けて希望が見えてくる流れで終盤に向かって展開していきますが、今回はリフから何からダークでシリアスな雰囲気を持たせています。

SNSでのやり取りをエレクトロニックなアレンジで表現する上で影響を受けたものはありますか?

Aori : 最近だと海外の作曲家のMick Gordonに影響を受けていますね。エレクトロでラウドなテイストのゲームミュージックを多く生み出していて、最近だとBring Me The Horizonとコラボして作品を出したりしてるんですが、彼の手掛けた楽曲をよく聴いていた事もあり、自然と自分が楽曲制作を進めていく中で、このリフにはこうしたアレンジが合うんじゃないかと閃きを形にしていきました。FXを重ねていくうちに、なんだかSNSでの会話を描写するような形になりましたね。

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なるほど。もう少しメンバーのルーツ・ミュージックについてお聞きしたいのですが、それぞれに影響を受けてきた音楽などを教えてください。

jorge : ドラムを始めたきっかけまで遡るとMetallicaですね。それとKORNを筆頭にニューメタルはけっこう聴きました。バンドを始めるまでは海外の音楽が中心でしたが、Pay money To my Painやcoldrainに出会って衝撃を受けましたね、ものスゴく。今でも強く影響を受けています。

jorge

YU : 父親が音楽好きで、その影響から最初はLed Zeppelinなどを聴いていました。楽器を始めてからはRed Hot Chili Peppersや311、Nirvanaなど、どんどん昔に掘り下げていきましたね、Jimi Hendrixとかも。高校生になってSlipknotやLimp Bizkit、Linkin Park、Primusみたいに聴く音楽が広がっていきました。特にPrimusはPRAISEのベースラインをプレイする上で影響を受けてますね。あの不気味な音が凄いんですよね!

YU

Aori : 音楽を聴き始めたきっかけはたまですね。ひとつのバンドなのにメンバーがそれぞれに作曲をして、いろんなタイプの曲がある。そこに面白味を感じていました。そこからKORNなどのニューメタルやジャズなんかを聴くようになりました。とにかくいろんな音楽を幅広く。ジャズを聴き進めていく中でDjentに出会い、今のPRAISEのような楽曲制作をするようになりました。たまからの影響で豊富なバリエーションでPRAISEの楽曲を作るようになったし、その人が歌えば、そのバンドの曲になる、というような強さに憧れていましたね。

Aori

Yuta : 父親がバンドをやっていて、車ではいつもロックが流れているような環境でした。初めて行ったライブも父親に訳も分からず連れて行ってもらったThe Rolling Stonesの東京ドーム公演。とにかくロックばかりだったけど、自分が反抗期になると、そうでないものを聴きたいという気持ちが湧いてきて、ヒップホップに夢中になっていきましたね。最初はDA PUMPとかでしたけど、RIP SLYMEやKICK THE CAN CREWを聴き、もっといかついのがあるぞ! とキングギドラを聴いてみたり、アンダーグラウンドなものもチェックするようになりました。同じ頃、友達と一緒に観たGOING STEADYのライブビデオも衝撃で、青春パンクも聴くようになりましたね。海外のパンクも聴いたけど、やっぱり日本のバンドの方が好きだった。言葉の力強さが自分の中では重要だなって。青春パンクもヒップホップもそういう意味で自分のルーツになっています。

Yuta

海外のヒップホップはどうですか?

Yuta : 映画『8 Mile』を観て興味を持ったくらいで、そこまで聴いてはないですかね。みんなで移動している時にいろいろ聴いたりもしてるけど、BGMとして、かな。

ツアー中とか、みんなでいろいろ聴いたりしますか?

YU : そういうのは多いかも。最近これ聴いてるんだみたいな。

Yuta : 俺はあんまりメタルを聴かないから、メンバーに聴かせてもらって知る事が多いな。

やっぱりみんな聴いてるものが違うんですね。

YU : ほんとうにそう。なんか、ボーカル以外はメタルを聴いているから、PRAISEもバンド+ラッパーみたいな感じ。ミクスチャーから生まれたミクスチャーみたいな。

Yuta : これがヒップホップだとか、ヒップホップじゃないとか、そういう話題を見る度に、「あれ、俺ラッパーじゃないな」って思うよ。バンドマンだなと。個人的には。

jorge : だからこそミクスチャーという言葉がしっくりくるのかも。

ソングライティングにおいて”TOKYO MIXTURE”を掲げながら、新しいスタイルを作っていったり、様々なジャンルの音楽を取り入れたりしていく事に可能性や、やりがいを感じますか?

jorge : そうですね、自分達が”TOKYO MIXTURE”を掲げて活動を続けていった先に、新しい世代から”TOKYO MIXTURE”を掲げて活動を始めるバンドが出てきたら面白いなと思いますね。「俺らもTOKYO MIXTUREだぞ」って。ジャンルじゃなく、スタイルとして貫きたい。それが誰かに影響を与える事が出来れば嬉しいですね。

TOKYO MIXTUREと掲げる事で、自分達の可能性を狭めてしまっていると感じたことはない?

YU : いや、むしろ掲げてて良かったなと思います。例えば、メタルコアバンドがいきなりポップパンクな曲をプレイしたら、ファンは戸惑うだろうし、バンドも面白そうだと思っても踏み込みにくい気がする。でもミクスチャーだったら、出来るんじゃないかと。

Yuta : ミクスチャーロック、とは違って、TOKYO MIXTURE。それが一番しっくりくる。

 

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