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【REVIEW】 Cabal / Drag Me Down (2020)

DEATHCORE

01. Gift Givers
02. Drag Me Down
03. It Haunts Me
04. Tongues
05. Sjaelebland
06. The hangman’s Song
07. Death March
08. Bitter Friend
09. Unbound
10. Demagogue

デンマーク出身ブラッケンドデスコアバンド、2年振り通算2枚目のフルアルバム。

昨年奇跡の来日を果たしたデスコアの新鋭バンド、前作と同じくLong Branch Recordsからのリリースです。

このレーベルが出すCDは凝った作りのものが多くて個人的にかなり好きです。

彼らの世界観はデビュー作『Purge』の頃から既に完成されており、Thy Art is Murderのような王道のデスコアサウンドにブラックメタル要素を散りばめた、ブラッケンドデスコアという名前が実に相応しいバンド。

ビジュアルイメージは暗くモノトーンな色調で統一されており、戦斧を振り回すような残虐なリフとボーカルAndreas Paarupによる独特な歪みを見せる咆哮、随所に導入されるクワイアや荘厳なアレンジが特徴的。

とはいえ単音トレモロやブラックメタル特有の高音フレーズはほとんど皆無に等しく、徹底的にダウンチューンに振り切っています。歌詞はどれもデプレッシブで陰鬱とした空気が張り詰めています。

Gift Givers

荒々しい爆走とThy Art is MurderCJから影響を受けたと思しき歌い回しを見せるリードトラック「Gift Giver」。

CABAL – Drag Me Down (feat. Jamie Hails) (Official Video)

続くタイトルトラックはPolarisJamie Hailsがフィーチャー。この共演は正直かなり意外でした。Jamieのスクリームってこんなデスコアにフィットするのかとびっくりしました。

残虐で鉄臭いリフはやはりThy Art is Murderを彷彿とさせます。

It Haunts Me (feat. Kim Song Sternkopf)

3曲目「It Haunts Me」は同郷のポストブラックMolKim Songがフィーチャー。不穏なシンセが恐怖感を演出します。

CABAL – Tongues (Official Video)

先行公開された「Tongues」。

イントロのリフはMeshuggahっぽさを感じつつ、かなり縦ノリ感強めに激しく攻める。

ブラックメタル由来の爆走を一瞬だけ見せながら、再び刻みに特化したグルーヴ路線へと移行。シンプルなブレイクダウンに反して曲構成がひねくれてます。

矛盾してると思いつつも、ブラッケンドダウンテンポデスコアと表現するのがしっくり来そうな感じ。

The Hangman's Song
CABAL – Death March (Official Video)

テンポチェンジが面白い「Hangman’s Song」から先行公開された「Death March」の流れはかなり秀逸。

CABAL – Bitter Friend (feat. Matt Heafy) (Official Video)

MV化されている「Bitter Friend」はTriviumMattがフィーチャー!

今作のゲスト陣は豪華で異色なメンバーが揃っています。

ラストを飾る「Demagogue」は初っ端から爆走テンポダウン、間にAndreasが普段見せないスタイルの咆哮を挟むなど、実験的なナンバー。

方向性がしっかり定まっている分2ndで迷走することなく良作をリリースしてくれましたね。

今年のデスコアタイトルの中でも折り紙付きのクオリティー。

もう少し注目されてもいいバンドだと思います。

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