ABORTED – Gloom and the Art of Tribulatio
ベルギー出身のテクニカルデスメタルバンド、Abortedの最新EP『La Grande Mascarade』がCentury Media Recordsからリリースとなりました。コンスタントにリリースを続けるベテランで、作品毎にコンセプトがあり、ドラマティックです。オーケストレーションも交えながら、強烈なインパクトを誇る咆哮がカリスマ性抜群です。スラッシュメタル/デスメタル好きも間違いなくチェックすべき作品だと思います。

Krosis – Psychoticlysm
アメリカ/ノースキャロライナ出身の若手5人組プログレッシヴ/テクニカルデスメタルバンド、Krosisのニューアルバム『A Memoir of Free Will』がUnique Leader Recordsからリリースとなりました。ギタリストの2人が使用しているギターを見る感じ、The Zenith PassageやFirst Fragmentなんかに影響を受けているのかもしれません。繊細なリフワークが良いです。

Ovid’s Withering – Terraphage
アメリカ/フロリダ拠点のプログレッシヴデスコア/テクニカルデスメタルバンド、Ovid’s Witheringの新作『Terraphage』は自主制作でのリリースとなりました。このバンドもかなりクオリティ高く、バイオリンやピアノなどのストリングスを交えたプログレッシヴスタイルで、テクニカルデス他シンフォニックメタル勢にもチェックしてもらいたい作品です。ベースになっているのはデスメタルでありながらもデスコアっぽさもあって、グルーヴィです。

Galactic Mechanics — The Ominous Quadrant
アメリカ/オハイオ拠点のテクニカルデスメタルバンド、Galactic Machinesの4曲入り新作EP『The Ominous Quadrant』が自主制作でリリースされました。このバンドも10年のキャリアがありますが、未だアルバムリリースはなく、本格的に動き出したのも去年のようです。スペーシーな雰囲気もありますがそれは控えめに、あくまでもオールドスクールなテクニカルデスメタルサウンドをプレイします。

HEAVY LIES THE CROWN – Gears Of Inhumanity
アメリカ/インディアナ拠点のテクニカルデスメタルバンドHeavy Lies The Crownの新作『Gears Of Inhumanity』がUngodly Ruins Productionsからリリースとなりました。メンバーは様々なプロジェクトで勢力的に活動しており、インディアナのデスメタルシーンでは有名です。目新しいサウンドではないですが、蠢めくメロディアスなギターフレーズとハイピッチスネアが心地良いです。

Myth of I – Glass Castles
アメリカはボストン出身のテクニカルデスメタル/プログレッシヴメタルバンド、Myth Of Iのニューアルバム『Myth Of I』がThe Artisan Eraからリリースとなりました。インストのバンドで、浮遊感のあるメロディを紡ぐギターと、ドラマティックな展開のテクニカル/プログレッシヴフレーズが心地良いです。フルアルバムには「妖怪(ようかい)」という曲も収録されていて、もしかしたら日本の文化にも興味があるのかも。

Molested Divinity — Unearthing The Void
トルコ/アンカラ出身のテクニカルブルータルデスメタルバンド、Molested Divinityのニューアルバム『Unearthing The Void』がNew Standard Eliteからリリースになりました。New Standard Eliteと言えば突進系ハイスピードブルータルデスメタル系バンドが多く所属していますが、彼らもその一派。楽曲には整合感もあり、アヴァンギャルドな印象はなくテクニカル/プログレッシヴ好きのリスナーにも受けると思います。個人的に彼らの大ファンなので、いつか来日もセッティング出来たらと思っています。

コメント