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【REVIEW】 To The Grave / Global Warning (2019)

DEATHCORE

01. Holocaustralia
02. Ecocide
03. Pest Control
04. Hell Hole
05. Slaughter Forever
06. Gristle Blower
07. The Devil In Sheepskin (ft. Aidan Holmes of Dealer)
08. Wastage
09. Skin Like Pigs (ft. Rheese Peters of Babirusa)
10. Lips & Assholes
11. Seven Billion Reasons Why

オーストラリア出身デスコアバンドのデビューアルバム。

最近のデスコアバンドらしくインディペンデントでのリリースの為、国内の流通はかなり少なそうな作品。

デスコア好きの方なら、YouTube上の関連動画に頻繁に彼らが出てきていたのではないでしょうか?

レーベルに所属していない分、バンド自身が積極的にプロモートしている感じがします。

このバンドを知ったのは2016年にリリースされたEPNo Lives Matter』から。

2013年にもEPをリリースしているようですが、完全に知りませんでした。

上記のEP3曲入りながらかなりのインパクトがあったものの、デビューアルバムである本作がリリースされるまで結構スパンが開きました。この間に一度解散を発表したようですが、本格的に再始動して作り上げたのが本作。

まずトピックとして上げるべきはボーカルの多彩なスキルでしょう。ハイからロウまで様々の声質を操り、強烈な個性を放ちます。

EPリリース時のライブの模様がいくつか映像として見ることが出来ますが、激烈感と再現度はかなり高いと思います。

サウンド面においては、急速に細分化が進むデスコアというジャンルですが、その全ての要素をごちゃ混ぜにしたようなハイブリッドな音像。

TO THE GRAVE – "Holocaustralia"

リードトラック「Holocaustralia」はシンフォニックなイントロから爆走に転ずるブラッケンドデスコアっぽいサウンド。急転直下のブレイクダウンを挟みながら、ボーカルが叫び倒します。意外にも低音がクリアに聴こえるグルーヴ感も持ち合わせています。

TO THE GRAVE – Ecocide [Official Music Video]

そしてMV化されている「Ecocide」。

思わず突っ込みたくなる程に下劣な声質を操ります。マシナリズムを感じさせる刻みが全体像を無機質に感じさせる一方で、ボーカルの多彩なパフォーマンスが映える曲。

TO THE GRAVE – "Slaughter Forever"

5曲目「Slaughter Forever」はSLAM WORLDIDEから先行リリースされたナンバー。

強烈なメッセージ性を含んだMVなので見る場合は覚悟が必要です。

TO THE GRAVE – Wastage [Official Music Video]

7曲目「Wastage」もMV化。単音リフから一気に爆走に転ずるこれまたアグレッシブなナンバー。

CJ McCreeryを彷彿とさせる人外なボーカルが強烈な歌詞をまくし立てるように叫ぶ姿は圧巻。

人類そのものに対するヘイトをぶちまけた歌詞もこれまた恐怖を感じます。

作品全体を通して非常にメッセージ性が強く、デプレッシブな歌詞世界を貫いている為、聴く人を選ぶような気がしますが、最近のデスコアリリースの中でもずば抜けたクオリティーを提示してみせたことは間違いないと思います。

2020年には大規模なツアーへの参戦も決まっていましたが、昨今の状況を考えると難しいかもしれません。

そのためパフォーマンスという部分では未だヴェールに包まれている部分が多いですが、デスコアシーンに確実に影響を与える1枚になっていると思います。

配給がどのようになっているかは分かりませんが、1枚はフィジカルを持っておきたいですね。

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