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【REVIEW】 Impending Doom / The Sin And Doom Vol.Ⅱ (2018)

DEATHCORE

01. The Wretched And Godless
02. Burn
03. War Music
04. Evil
05. Paved With Bones
06. The Serpents Tongue
07. Unbroken
08. Devils Den
09. Everything’s Fake
10. Run For Your Life (She Calls)

カリフォルニア出身クリスチャンデスコアバンド、約5年振り通算6枚目のフルアルバム。

2ndアルバム及び3rdアルバムは日本盤化もされており、知名度は高いバンドだと思います。

彼らは自身の音楽について“GORSHIP”GodWorshipをかけ合わせた造語)と自称しており、非常に硬派なデスコアサウンドを貫いているバンド。

リリースペースが早く、5年も空いたのは今回が初めてのこと。

2007年にデビューアルバムがリリースされたことを考えると、今回のスパンを加味しても十分な数の作品をリリースしているベテランです。

沢山のバンドがデスコアからの脱却、あるいはメタルコアがデスコア化するなど、

良い意味でも悪い意味でも頻繁なクロスオーバーが行われているシーンではありますが、

Impemding Doomに関して言えば全く変わらないため、安心して聴くことが出来ます。

怪しげなメロディーと刻みをとことん追及し、その中でグルーヴを活かしながら随所にブレイクダウンを挟み込んでいく王道のスタイルを貫いています。

今作に関して言えば、今までと比べて一層刻みとグルーヴに特化したような印象を受けます。

Whipechapelが『Our Endless War』で実践したものにかなり近いと思います。

そういう意味ではメジャー感がかなり増していて、取っ付きやすさで言えば過去最高だと感じます。

元々硬派なスタイルを貫いてきたバンドだからこそ、今回の変化はそこまで否定的に取られることは無いと思います。

冷徹に振り下ろされるハンマーのような刻みと、冷たく陰鬱なデスメタルリフがバランス良く配分されているのは相変わらず。

Impending Doom – The Wretched and Godless (Lyric Video)

リードトラック「The Wretched and Godless」はアトモスフェリックなサンプルとBrookのディープなグロウルで幕を開け、Djent的なリズムでグルーヴ感を演出しつつも、しっかりとデスメタル成分を感じるリフも登場して思わずにやり。

メンバーは非常に流動的なバンドではありますが、リードギターManny ContrerasとボーカリストBrook Reeves2人がバンドの要となっているおかげで、Impending Doomらしさを失わずにここまで来れているのかもしれません。

Burn

続く「Burn」はデロデロとした低音リフでWhipechapel的な要素を垣間見せつつ、コンパクトにまとめてMV化している「War Music」に繋げます。

Impending Doom – War Music (Official Audio)

冷ややかなリフがバックで鳴り響きながら、煽るようにテンションを上げていく本曲は間違いなく彼らを代表する曲になるでしょう。

EVIL

更に4曲目「Evil」はわずか220秒という尺で爆走しまくって極悪な落としに繋げるこれまたカッコイイ曲。

Impending Doom – Paved With Bones

プリミティブな刻みとテクニカルなリフを組み合わせながら、野太いベースラインとドラムが骨子を支える「Paved With Bones」は彼らの中でも実験的なトラックと言えるでしょう。

Unbroken

7曲目「Unbroken」は本作中最もグルーヴ感の強い曲で、キャッチーでバウンシーなナンバー。更に「Devils Den」とアッパーな曲目が続きます。

怒りをぶちまける「Everything’s Fake」、詩的な世界観とモダンなアレンジで彩る「Run For Your Live」であっという間に36分が過ぎていきます。

彼らの強みは硬派で変わらない良さがあるにも関わらず、曲毎の個性がしっかりとあること。

本作においてもそのセンスの良さは存分に感じ取ることが出来ました。

彼らを悪く言う要素が本当に見当たらない。個人的にはもっと評価されても良いと感じるバンドです。

プロダクションも素晴らしいので、本作から彼らを聴いてみるのも良いかもしれません。

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