スポンサーリンク

【REVIEW】 Lorna Shore / Immortal (2020)

DEATHCORE

01. Immortal
02. Death Portrait
03. This Is Hell
04. Hollow Sentence
05. Warpath Of Disease
06. Misery System
07. Obsession
08. King Of Deception
09. Darkest Spawn
10. Relentless Torment

ニュージャージー出身ブラッケンドデスコアバンド、通算3枚目のフルアルバム。

前作『Flesh Coffin』をリリース後にボーカルTom BarberChelsea Grinへと移籍。

後釜としてSigns of the SwarmのモンスターボーカリストCJ McCreeryを迎えて盤石の布陣でリリース。

・・・の予定だったのですが、アルバムリリース直前にバンドは突如CJの解雇をアナウンス。紆余曲折を経て、結局このアルバムは撮り直されることなく世に送り出されました。

このレビューにおいてはCJ McCreeryの解雇について特に触れるつもりはありません。

様々な憶測や批判が飛び交っていますし、それによって被害に遭った方々や落胆したファンの気持ち、バンドの思いなど、それらを包括して語れるほど情報が無いというのが正直な所です。

そんな問題作となってしまった本作ですが、内容はかなり濃密な作りになっています。

ブラッケンドデスコアたる所以のシンフォニックな装飾や爆走パートはそのままに、CJ McCreeryの暴虐性をパッケージングした破壊力抜群の仕上がり。

より一層荘厳なアレンジと複雑な曲展開を携え、クレイジーとしか言いようのない破滅的なボーカルワークが全編において響き渡っています。

#1Immortalはキャリア最長の7分弱の構成で、荘厳なクアイヤとテクニカルな爆走を交互に繰り出します。

続く#2 はシンフォブラックをモダンにアップデートし、スラミングパートを混ぜてデスコア化したようなDeath Portrait#3This is Hellも先行公開されたナンバーで、どちらも明確にモッシーな展開とCJの悪魔的なボーカルが映える曲。

クオリティーとしては抜群に高い分、抱えている問題を解消出来ないまま一番最悪の形になってしまったことが本当にもったいないですね。

シンフォ要素を存分に取り入れ、細かいリフワークや圧巻のソロパートを見せる#4Hollow Sentence、聖歌隊のコーラスとともに序盤からハイスピードで飛ばす#5Warpath of Diseaseの圧倒的な破壊力で前半を締めくくります。

爆走パートとスラミングデスコアスタイルを行き来する#6Misery Systemは昨今のトレンドへの配慮も感じるナンバー。

再び爆走から始まる#7Obsessionはシンフォニック要素こそ控えめですが、終始バスドラがテンポを維持しながら、アンセムナンバーと呼べそうなスケールのある曲。

MV化されている#8King Ov Deceptionと先行シングル#9Darkest Spawnと立て続けにアグレッシブな曲目を続け、ラストは#7と同じ流れを汲んだRelentless Tormentでフィニッシュ。

苦しくもCJ McCreeryの存在感は抜群で、ブラッケンドデスコアに見事にフィットした破滅的なボーカリゼーションを存分に披露しています。

アルバムリリース直前のボーカル解雇、アジアツアーキャンセルとトラブルの尽きない彼らですが、今は静観することしか出来ません。

解決しなければいけない問題は山積みかもしれませんが、ひとまずアルバムがリリースされたことだけが救いでしょうか。

再びボーカルを失った彼らが今後どういう舵取りをするのか気になるところです。

LORNA SHORE – Immortal (OFFICIAL VIDEO)
LORNA SHORE – Death Portrait (OFFICIAL VIDEO)
LORNA SHORE – King Ov Deception (OFFICIAL VIDEO)

コメント

タイトルとURLをコピーしました