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【REVIEW】Uneven Structure / Paragon (2019)

METALCORE

フランス出身プログレッシブメタルコアバンド、2年振り通算3枚目のフルアルバム。

メンバー構成は下記の4人。

Igor Omodei – guitar (2008–)

Benoit Friedrich – bass (2008–)

Matthieu Romarin – vocals (2010–)

Arnaud Verrier – drums (2015–)

デビューEP『8』にはセッションボーカリストとしてVildhjartaのDanielが歌っていましたが、後に所属するBasik Recordsから再録盤をリリースしています。

TesseracTやProtest the Hero等との共演を経てじわじわと人気を拡大しているバンドです。

その音楽性はTesseracTにかなり近い部分も多く、分厚い音の壁を構築しながら、複雑なリズムと美麗な展開を持ち味にしたプログレッシブメタルコアサウンド。

TesseracTよりも幾分か激しいパートが多く設けられており、美しいファルセットボイスとは裏腹に極悪なスクリームを披露する場面もあります。

Hero

激情的なスクリームと美麗パートの対比が美しい2曲目「Hero」

彼らの魅力が存分に詰まったキラーチューンに仕上がっています。

TesseracTのような様式美を維持しつつも、メタルコアのブルータリティーを維持しているのがこのバンドの持ち味だと思います。

Uneven Structure – Innocent (Official Video)

先行公開されたTrack.3「Innocent」

細かいドラムのアレンジと、静と動のダイナミクスを凝縮した曲展開が見事です。

煌びやかなギターワークに絡む絶叫は、激しくも美しく響き渡っていく不思議な感覚。

Uneven Structure – Outlaw (Official Video)

彼らのデビューEP『8』を彷彿とさせるブルータリティーに重点を置いた「Outlaw」

6分超えの長尺なナンバーですが、冗長に感じさせない作り込み。

ドラマーが圧倒的な手数で彩っていて、この手のプログレッシブメタルコアにおけるリズム隊の重要性を再認識させられました。

本作は打ち込みなどを用いた実験的な繋ぎのインストトラックが大曲の間に挟み込まれており、アルバムの流れや雰囲気を変える役割を果たしています。

この曲以降、アルバムはスペーシーな雰囲気を携えて、一層プログレッシブメタルに接近した楽曲が増えていく構成。

Uneven Structure – Everyman (Official Video)

ラストを飾る「Everyman」は作中最も激しい咆哮とアンセミックな歌メロで魅せるナンバー。

個人的にはあまりにインテリ過ぎるとノり辛い部分もあるんですが、このバンドは聴かせ方が非常に巧みだと思います。

初期の暴虐性と前作にあった壮大なスケール感をミックスさせたバランスの良い作品なので、正当に進化したと感じました。

最新作で完全に異次元に突入してしまったTesseracTよりも取っ付きやすさがあるので、色んな人に聴いてもらいたいです。

 

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