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【REVIEW】Whitechapel / The Valley (2019)

DEATHCORE

テネシー出身、前作からクリーンボイスの導入で物議を醸していたデスコアバンドです。

個人的にはデスコアだからクリーンがいらないとか、あんまり気にしないタイプなので特に違和感のようなものは感じませんでした。

想像以上にびっくりしたのはPhil Bozemanの歌ってこんなにに艶っぽいの?っていう。

グランジっぽい退廃的な空気と艶感があって結構フィットしてます。

で、今作はというと概ね前作の流れを踏襲。

デスコアのアグレッションに熱いコーラスや歌唱を織り交ぜて独自の路線を追求しています。

Whitechapel "When a Demon Defiles a Witch" (OFFICIAL VIDEO)

儚いアルペジオから一転し、畳み掛けるように爆走してコーラスに繋げるWhen a Demon Defiles a Witch

中盤でPhilの歌唱パートを挟んで叙情感抜群のソロパートへ。かなりメタルコアっぽい雰囲気です。

Whitechapel "Forgiveness Is Weakness" (LYRIC VIDEO)

続くForgiveness is Weaknessは攻撃力抜群のアッパーな展開をふんだんに盛り込んだキラーチューン。後半僅かに覗かせるPhilのハイピッチが良い感じ。

Whitechapel "Brimstone" (OFFICIAL)

そしてお馴染みスローグルーヴでブイブイ言わせるWhitechapelらしいBrimstone

このグルーヴ感とPhilのガテラルっていう王道展開だけでここまで来られたら逆に面白くなかったかもしれません。

Whitechapel "Hickory Creek" (OFFICIAL VIDEO)

続くHickory Creekは完全にオルタナテイストのバラードナンバー。

哀愁漂う歌詞と相まって普通に良い出来栄えです。

サイドプロジェクトとしてこれをやったら、

「おいおいPhil Bozeman天才かよ」

みたいなリアクションになったと思うんですが、Whitechapelが背負ってしまった看板は想像以上に大きいですね。

We Are One

Our Endless War』で見せたようなスピード感のあるグルーヴとアンセミックな歌詞で攻撃的に攻めるWe Are The One

デスコア的なアグレッションをなんとか保ちつつ大衆性を意識したスケール感のある曲です。

次曲The Other Sideとの相性も良く中盤で再びテンションを取り戻す構成は起伏があって良いですね。

Doom Woods

ラストはミドルグルーヴを細かいドラムアレンジで彩りつつ、タフな咆哮を響かせるDoom Woodsでフィニッシュ。

いよいよデスコアからの脱却が本格的になってきたWhitechapel

新しい彼らの音楽性がどこまでリスナーに支持されるのか、難しいところですね。

前作でも一定の批判はあったと思うのですが、気にせず独自路線を貫いた彼らの意気込みにエールを送りたいです。

音作りが非常に素晴らしいと思ったのですが、クレジットを見てみると、

プロデュース:Mark Lewis

ミックス:David Castillo

マスター:Ted Jensen

とんでもないメンツを揃えてきてました。

むしろ過去作を聴いていない人のがすんなり入っていけるような作品だと思います。

Kento Maruyama

Track List

01. When A Demon Defiles A Witch
02. Forgiveness Is Weakness
03. Brimstone
04. Hickory Creek
05. Black Bear
06. We Are One
07. The Other Side
08. Third Depth
09. Lovelace
10. Doom Wood

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