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【REVIEW】The Last Ten Seconds of Life / Machina Non Grata (2019)

DEATHCORE

ペンシルバニア出身デスコアバンド、通算5枚目のフルアルバム。

活動開始以降コンスタンントに作品をリリースしてくれている彼らですが、基本的に流通は少なめです。

昨今、メタルコアやデスコアにNu-Metalの影響を取り入れたバンドが増えてきていますが、彼らは早い段階でそういったサウンドへの傾倒を見せていました。

今作はどのような仕上がりになるのか非常に楽しみだったのですが、

予想外にもニューメタル要素を減退させて、全体的にデスコアとしての暴虐性を強めた作品になっていました。

随所にニューメタルの面影やごく僅かにクリーンが取り入れられている点は前作と同じですが、むしろ原点のサウンドに立ち返ったような勢いに満ちています。

時代を先取る形で新しい要素を取り入れてきた彼らが敢えてこのサウンドに立ち返るのは、初期からのファンは胸キュンなんじゃないでしょうか。

The Last Ten Seconds of Life – Sweet Chin Music (ft. Jamie Hanks of I Declare War)

I Declare WarのJamie Hanksをフィーチャーしたリードトラック「Sweet Chin Music」

ラッピンボーカルやスクラッチノイズを鳴らすギターは過去作の雰囲気も感じさせつつ、ぶった切るようなダウンテンポサウンドが支配するブルータル過ぎる曲。

THE LAST TEN SECONDS OF LIFE – PSYCHOPHRENIA [OFFICIAL MUSIC VIDEO] (2018) SW EXCLUSIVE

SLAM WORLD WIDEから先行公開されたこの曲は、ノイジーなサウンドや爆走を織り交ぜつつ、粘り気のあるサウンドから一気に叙情的なフレーズまで登場するなんでもアリな雰囲気は彼らならでは。

ダウンテンポ系のデスコアバンドの中でもかなり個性が強いバンドだと思っているのですが、何故か日本では知名度が低いように感じます。

The Last Ten Seconds of Life – These Guns Are Made for Shootin'

バンド名がイカつければ曲のタイトルもえげつない「These Guns Are Made For Shootin’」

2曲目「Psychophrenia」と同じく叙情的なサウンド、後半は派手なリードギターも登場するドラマチックなナンバー。次曲「Axe to Grind」へと展開していく所が前半のハイライト。

Dirt Nap Atrophy

ぶった切るような刻みと銃のコッキング音が懐かしさを感じる「Dirt Nap Atrophy」

粘り気のあるニューメタルとダウンテンポデスコアをミックスしたサウンドながら、前作より明かにデス要素を強めているのが分かります。

Machina Non Grata

ラストを飾るアルバムタイトルトラック「Machina Non Grata」は6分弱の長尺な曲で、不穏なナレーションから徐々にスケール感を増してゆったりと展開。

ダウンテンポに振り切ったようなサウンドが持ち味なのに、デスコアらしからぬ叙情感溢れるギターフレーズが飛び出してくるのが面白いです。

そんな雰囲気をぶち壊すように、謎の打ち込みから突如ブレイクダウンに繋げる変態っぷりはやはりThe Last Ten Seconds of Life。

デスコアとしての暴虐性が強まった分、アクの強かった前作よりもデスコア好きにはアピール出来る作品になったと思います。

シーンと逆行する様に音楽性を変えていく自由なスタイルも捻くれてて好きです。

Kento Maruyama

Track List

01. Glory
02. Sweet Chin Music (ft. Jamie Hanks of I Declare War)
03. Psychophrenia
04. Live on Broadway
05. These Guns Are Made for Shootin’
06. Axe to Grind
07. Tsavo
08. Aphrodite
09. Dirt Nap Atrophy
1ata0. Gods / Slaves
11. The Impossible Product
12. Soul Erased
013. Return Me to the Ground
14. Machina Non Grata

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