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マニアの間で高額取引される“あの”デスコア名盤Vol.1

COLUMN

シーンに“デスコア”というジャンルが浸透して20年近く経ちました。

リスニング形式は大きくストリーミング時代へと移行し、CDやレコードといったフィジカル盤の流通そのものが少なくなってきている昨今、過去にリリースされた音源の希少価値はどんどん高騰しています。

リリースと同時にフルストリーミングが当たり前になった今でも、

『レコードやCDといったフィジカル盤を手元に置いておきたい』

そんな方、結構いるんじゃないでしょうか。

探し求めていたアルバムをやっとゲット出来た時の喜び、当時を思い出しながら再生ボタンを押すあの瞬間。

CDやレコードには言葉に出来ない想いが詰まっていたりします。

2000年代前半を振り返ってみましょう。

Myspaceが2003年に登場し、多くのアーティスト達が手軽に自分達の音楽をシェア出来る時代が訪れました。

2006年にはアカウント数が1億を突破し、実はFacebookに抜かれるまで最も巨大なSNSサービスとして君臨していたのです。

そして同じく2006年に動画配信サービスYouTubeが設立されたことで、アーティスト達はビジュアルイメージを追求したMusic Videoの作成にも力を入れていくようになります。

個人的にはこの2003〜2006年が音楽体験における1つのターニングポイントになっていると思っています。

アナログからデジタルへの急速な移行に伴い、動画ではYoutubeが、音源シェアとしてはMyspaceが勢力を拡大。

リスナーは一層ディープな情報を手に入れることが出来る様になりましたし、アーティストの参入のハードルも下がりました。

今や世界のラウドシーンを席巻するBring Me The Horizonも、初期のデスコアサウンドを世界中に知らしめたのは言うまでもなく「Pray For Plagues」でのアイコニックな映像が大きな要因になっています。

BRING ME THE HORIZON – Pray for Plagues

音楽の急速なデータ化によって否応なく違法ダウンロードやリークなどが横行し、社会問題に発展したこともありました。

筆者がフィジカル盤を愛する理由は単純。

急速なストリーミングサービスが普及していく時には既に、ブックレットを手に取りながら、長らく待った待望のアルバムを噛みしめるという行為が強く根付いていたからです。

そして同時に、ヒリヒリとした緊張感も感じていました。

アーティストが長い制作期間を経てリリースするアルバムが当たり前にフリーで聴けてしまうことへの恐怖。

急速なデータ化に歯止めが効かないのは若輩者ながら分かっていました。だからこそきちんとお金を払って手元に置いておきたい、そんなリスペクトからフィジカル盤を買い集めるようになっていました。

今回はそんなフィジカル盤、さらにはデスコアのみにスポットを当てた曰く付きのレア盤達をご紹介したいと思います。

Infant Annihilator

イギリス出身のスタジオプロジェクトInfant Annihilatorは、ライブ活動こそありませんが、ファニーな映像と裏腹に圧巻のスキルを見せるギャップがマニアの間で大きく話題となりました。

メディア戦略に長けたバンドでありながらCDやレコードは自主リリースの為、基本的に大手流通には乗りません。

彼らのオフィシャルストアから輸入、あるいはディストリビューターの入荷を待つしかありません。

個人輸入となるとどうしてもハードルが上がるので、日本での流通価格は高め。

特に1stプレス盤は即売り切れたのでかなり高いです。

最新作「The Battle of Yaldabaoth」レコードの初回プレスは瞬殺でソールドアウト。

日本ではCD人気が根強いですが、海外のフィジカル好きはヴァイナルの支持も未だに残り続けています。

彼らはワールドワイドに発送を行なっているだけあって、きちんと追跡付きで購入出来るので幸いなことに今まで届かなかったことはありません。

Stay Sick Recordings

AttilaのFronzが運営するStay Sick Recordings所属のバンドも、大手流通に乗らないことが多いです。

SpiteのデビューアルバムにEPをセットにしたデラックス盤は瞬殺でソールドアウトしています。

他にもGamma SectorSleep Wakerなども軒並みソールドアウト。

たまーに再初してくれますが不定期なので全体的に流通価格は高めです。

かくいう筆者もダウンテンポのホープBodysnatcherのデラックス再発盤は買いそびれてます。

バンドによっては、Amazonに顔を覗かせることもあるので、リリース日に合わせてチェックしておくと良いかも。

Rising Nemesis Records

主にデスメタル系で良質なリリースに定評のあるRising Nemesis Recordsも大手流通には乗らない為、流通価格はかなり高いです。

Within Destructionの2ndアルバムやMental Crueltyのデビューアルバムなどはこのレーベルからリリースされています。

オフィシャルストアから購入することは可能ですが、こちらも輸入になるのでハードルが少し上がります。

Veil of Maya – All Things Set A Side

SUMERIAN RECORDSの看板バンドにまで成長した彼らの1stアルバムは、自主制作の後にCorrosive Recordingsからリリースされました。

現在は廃盤となっており、Discogでたまに顔を出しますが、その価格は1万超えがほとんど

ファンが多いだけに幻のデビューアルバムは多くの人が未だに探し求めています。

Here Comes The Kraken

メキシコ出身デスコアバンド。

Bring Me The HorizonやSuicide Silenceの台頭と共にメキシコから現れたこのバンドは、YoutubeなどのSNSを通して爆発的な話題となりました。

特に流通面で難があることはファンの間では周知のことで、フィジカル盤を探し求めている人はかなり多いのではないでしょうか。

筆者は彼らから直接送ってもらっていましたが、2019年に来日した際、オリジナルギタリストであるToreとお話する機会があり、“俺が送った可能性が高い”と仰っていました。

メンバーは日本でフィジカル盤を揃えて持ってきていることに驚いていて、全員がメッセージをたっぷりと書いてくれました。

こんな形で繋がりを持てるのはコレクターならではの歓びだとしみじみ思った出来事でした。

デビューアルバムは後にボーナストラックを入れて再初されていますが、そちらも現在は廃盤。

今回は私のコレクションからお見せする形でしたが、これを読んで下さっている方々の秘蔵のコレクションについても、この記事を通してお聞きすることが出来たら嬉しいです。

秘蔵コレクションの写真それに対する思いやエピソードなどありましたら、本連載を通して掲載させて頂きたいと思っています。

どんなものでも大歓迎です!

お問い合わせフォームからお気軽にご連絡下さい!

下記の情報があると筆者としては助かります。

  1. ・音源の写真
  2. ・エピソードやそのバンドへの想い
  3. ・レア盤発掘時の失敗談など

次回もお楽しみに。

Written by Kento Maruyama

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